
実を言うと、角質そのものは体にとっては悪い物ではないのです。体にとってダメージになるような物質が、皮膚から体の中に入ってこないように体を守ってくれるものなのです。ですから、細菌であったりウイルスといった、異物が簡単に体内に侵入できなくなっているのです。ですから角質というものは、体にとって必要なものということなのです。
皮膚というのは表面から皮脂膜、そして角質層があって、表皮、そして次に真皮、そして一番奥に基底層という細胞から出来ています。この中で体のバリア機能を持っているのは、皮脂膜と角質層だけなのです。
表皮にあった細胞が死んで、お肌の表面にある細胞が角質です。では、角質が持っているバリア機能が無くなったら、どうなってしまうのでしょうか。まずは、症状としてはアトピー性皮膚炎が現れます。
角質が持っているバリア機能が無ければ、外から体内に向かって異物が進入してしまい、それに対して体はアレルギー反応というものを起こすのです。
しかし、角質は剥がれ落ちないでいると、透明感が失われた肌、つまりくすみを生んでしまうということなのです。そして、角質が健康な状態であれば、水分がたっぷりと皮膚内にあって、潤っています。ですので、キレイになりたいと思って、角質除去で余計に角質を取ってしまうと、バリア機能までなくなってしまいます。
そうなってしまうと、洗剤であったり、石鹸で手や体が荒れてしまったりしますし、それまではまったく平気だった洗剤によって、荒れてしまい皮膚科に通わなければならないなんてことも起こり得ます。